捜索事例

MOUNTAIN + SEARCH & RESCUE




2024年1月20日
バックカントリーで行方不明者ココヘリドローン捜索 発見事例

発生状況

1月14日 北アルプス八方尾根付近4人でバックカントリー中に行方が分からなくなった。
1月15日 午前8時40分長野県白馬村の北アルプス・八方尾根の北側斜面で、スキーをしていた4人組の1人から「仲間とはぐれてしまった」と110番通報
11月15日 午後2時過ぎに八方池付近で遭難したもう1人の男性(49)は県警山岳遭難救助隊員らが救助
11月16日 悪天候で捜索が難航
11月17日 天候は回復したが警察の捜索で発見には至らず。17時ごろ警察からココヘリへ照会、ココヘリ会員であることがわかる
11月18日 県警と連携してココヘリ捜索開始。捜索ヘリを京都から金沢へ移動。天候は雨のち雪でドローン捜索も開始。
11月18日 仲間3名の証言から八方尾根の南斜面を重点に県警とココヘリドローン捜索。発見できる電波反応は無し
11月19日 雲が厚くヘリによりココヘリ捜索はできず、八方池山荘よりドローンにて捜索。夕方に電波反応を南斜面で確認。
11月20日 午前8時40分ココヘリドローン捜索隊は南股から入山してガラガラ沢との出会いにて遭難者を発見。
11月20日 県警に引き継ぎ、午後4時ごろ県警にてご遺体にて確認。
11月21日 県警によりご遺体を収容。

仲間3人の最後の目撃情報として、八方尾根の八方池から八方ケルンに向かい南斜面に向かうのが確認されたのが
最後とのことで県警山岳救助隊は南斜面を重点的に捜索。

遭難から3日経過後(17日夕方)にココヘリ会員であることが判明した。

18日〜19日は悪天候の中、ヘリコプターによるココヘリ捜索はできず、ドローン地上隊のみでの捜索となった。

19日夕方までの捜索で、北斜面で電波反応があり、方向と距離からガラガラ沢下部の可能性が高いことが確認され
20日早朝より、南股の沢沿いからガラガラ沢出合へ向けて捜索開始。
20日午前8時40分ごろ、ココヘリ専用ドローンにて発見に至った。

バックカントリーの聖地である白馬地域は、天候の急変や雲が厚くなることが多く、遭難時には捜索活動や救助活動が難航する場合がある。

入山時は、充分な準備と天候の変化に合わせた行動が重要である。
















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山岳遭難捜索・赤外線ドローン・災害対応・救助用品研究開発・環境調査・AI捜索システム開発
山岳遭難捜索システム開発研究所
山岳遭難捜索チーム 岳飛(がくと)


山岳ドローン捜索隊 GACT COCOHELIココヘリ

公式COCOHELI捜索チーム

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